古銭 コインの参考品
皇朝十二文銭の時代より中国渡来銭、慶長通宝、寛永通宝、宝永通宝、文久永宝、天保通宝、丁銀、甲州金、豆板銀、小判、大判、一圓銀貨(一円銀貨)、貿易銀、明治の金貨、明治の紙幣、現行の貨幣・紙幣に至るまで全ての古銭には参考品がございます。参考品の事情は海外も同様であり、古代ギリシア・古代ローマの時代のコインより参考品は存在しています。
スラブケースに入っているコインも例外ではなく、PCGS・NGC等の参考品も多々ございます。
参考品は参考品で多種多様であり、おもちゃのようなものから、金品位・銀品位や重量・直径、スラブケースまで真正品と類似されたものも数多く存在します。
現代においても、造幣局や国立印刷局がコインや紙幣の仕様を変えざるを得ない大きな理由は参考品対策です。
古銭やコインの鑑定に関して、重量と金属品位だけでなく、 その古銭・コイン自体を実際に見ないとコインショップとしての正確な鑑定をすることはできません。
PCGSやNGCのようなスラブケースに密封されたコインとスラブケースの参考品も多々存在するため、グレードが表記されたスラブケースに密封されていたとしても、実物を見る事無く、その真贋や査定価格を提示することはできません。
古銭・コインはお客様の大切な資産であり財産でもありますので、極めて慎重に取り扱い致します。
古銭やコイン、スラブケースの画像をメールにて送付して頂いても、画像のみで真正品の判断や買取価格をつけることは致しかねます。
また、古銭やコインの買取価格はその状態によって非常に大きく変わります。
高価な貨幣を洗うことは、そのコインの価値を大幅に下げてしまいます。
NGC・PCGSでは洗ったコインはCleaningと評価されます。